「ブラックバイト」が社会問題化している。サービス残業がある、休憩時間が与えられない、ノルマ達成のために商品を買い取らされるなど、『違法行為』となりかねない場合もあるようだ。中には「欠勤する際、代わりの社員を探さなくてはならず、困っている」なんてケースも。
この問題に関して、ツイッターでは「当日欠勤しても、代わってくれる人を探す必要はない」「いや、それだと雇う側が大変では?」など、賛否両論が巻き起こっている。
「代わりを探すのは、雇う側です」きっかけは、女性名Fさんのアカウントでの発言(2015年7月22日、現在は削除されている)。「アルバイトで、体調不良になり当日電話連絡をした際、代わりをさがすよう言われても、その必要はありません。代わりをさがすのは、雇う側です。1人休んで回らないのは、体調管理ができていないあなたが悪いのではなく、労務管理ができていない経営者が悪いのです。迷惑をかけているのではありません」。
このツイートを発端に、「代わりを探す必要は無くても、当日いきなり休まれたら普通に迷惑です。それは無責任すぎますよ」とか、「何でも雇う側のせいにしていたら、仕事なんて出来るわけない。ある程度の年齢になっても体調管理、出来ない人が仕事できますか?」などの反応が寄せられ、議論は、Togetter「『体調不良でアルバイトを当日欠勤しても代わりを探す必要はありません』に対する様々な意見」にまとめられた。この「まとめ」には、8月中旬現在で、10万件以上のページビューがあり、350件以上のコメントが寄せられている。コメント欄では、熱い議論が交わされた。
ある人は、「あくまでもアルバイトレベルの話だけど」と前置きした上で、「1回2回の体調不調ならまだわかる。それでも3回4回と何度もやるなら正直同じシフトに入りたくないし、それで交代要請くるなら正直その人のシフトいらないと思う」と主張。
一方、「『代わりをバイトが探せ』っていうのは、何かあったときのための余剰人員のコストを労働者に押しつけているのだから当然おかしい話」とか、「バイトが1人休んだ程度で、回らなくなるような会社は潰れちまえと思う」など、経営側を批判する意見も根強い。
「バイトの代わり探すの必死ナウ」ツイッターでは、今も反応が相次いでいる。「仮にもバイトでも雇ってもらえてるんだから、代わりを探すのは当たり前」とか、「確かにバイトの人に強制力はないけど、探すにはLINE送ればいい話なのに、それすらしないのはどうかなって思う」など、経営側を養護する意見も見つかる。
一方、実際にアルバイト中とみられる人からは、「コンビニバイトはそれ(欠勤時に代わりを探すこと)が当然でしょって感じがある」とか、「バイトの代わり探すの必死ナウ・・・」などのつぶやきが。「入って初めの方にドタキャンとかしたくなかった。どうしよ。バイトの代わり探すって言ったって、連絡先2人しか知らないし・・・」と、悩んでいる人もいる。
「体調管理出来なかったのが悪かったかもしれないけど、クソうぜぇ。大体バイトの代わり探すのって、雇った側のする事だろーがよ!」と、怒り心頭のツイートも見つかった。(KH)