「人生、楽ありゃ苦もあるさ」でお馴染みの、2011年に42年という長き歴史に幕を閉じた時代劇『水戸黄門』。しかし、遂に『水戸黄門』が蘇る。ただし、「みと肛門クリニック」という名で......。
江戸時代の水戸藩主・徳川光圀。水戸藩初代藩主・徳川頼房の三男、江戸幕府の初代征夷大将軍である徳川家康の孫・光圀が、他の歴史上の人物と並ぶほど有名になったのは、やはりドラマによる影響が大きい。光圀が諸国を漫遊し世直しをする物語『水戸黄門』。黄門様(光圀)を中心に、助さん(佐々木助三郎)&格さん(渥美格之進)、風車の弥七、うっかり八兵衛、さらに"脱ぎ専"とも言える"かげろうお銀"といった個性豊かな登場人物がお茶の間に受け、長く親しまれた国民的ドラマだ。
そんな『水戸黄門』だが、やはり名前が"アレ"を連想させ、番組終了後の今でもネタにされる。ただ、あまりにベタすぎて、もはや"禁じ手"でもあろうことは確かだ。しかし、狙ってかどうかは定かではないが、今秋、『水戸黄門』の舞台である茨城県水戸市に、"禁じ手"を堂々と使った病院「みと肛門クリニック」が開院する。
茨城県日立市の消化器・肛門・骨盤専門病院である川崎胃腸科肛門科病院のサテライトクリニック「みと肛門クリニック」。いぼ痔、切れ痔など肛門科の実績ある専門医が常駐し、肛門に患いがある人にとっては嬉しいクリニックとなるが、開院を知った人からは「世が世なら打ち首やで」「狙いすぎ」「なんと悪趣味な医者よ」といった声が上がってしまった。
さらには、「この痔ろうが目に入らぬか」「看護師は助格コンビかな」「八兵衛みたいなのが出てきてうっかりされるのはご免」「由美かおる似のナース希望」など、本家『水戸黄門』を絡めネタにされる始末。
しかし、「サイト見たけど、すごい立派だな」「話のネタに診察券欲しい」「ドラマ終わったし、忘れられるよりいいんじゃないか」と支持する声も上がっており、総じて世間的には"ややアリ"のようだ。