チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が女性チームドクターのエヴァ・カルネイロ氏を批判し騒動となっている一件は、法的問題にまで発展する可能性があるようだ。14日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
8日に行われたスウォンジー戦の後半アディショナルタイムに、MFエデン・アザールがファールを受けうずくまると、カルネイロ氏は治療をしにピッチへ入った。そのためアザールは一度ピッチ外へ出なければならず、すでに退場者を出していたチェルシーは一時的に9人で戦うことになった。これに激怒したモウリーニョ監督は、カルネイロ氏を痛烈に批判していた。
しかし、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、アザールが倒れこんだ際、主審はチェルシーのメディカルスタッフにピッチ内で状況を確認するよう要求したようで、この指示に従わなければ違反行為になっていたと報じている。
また『デイリーメール』は、同監督が明らかに汚い言葉でカルネイロ氏を罵倒し、侮辱的な言葉を浴びせたと報道。指揮官の激昂にはチェルシーの選手たちも戸惑っていたという。そして、カルネイロ氏はすでに弁護士事務所と連絡をとっており、この問題がさらにエスカレートすると伝えている。