大量のがれきが散乱する大規模爆発事故の現場=13日、中国天津市(ロイター=共同)
共同通信社

 【天津共同】中国天津市の物流拠点「浜海新区」にある化学物質の倉庫で起きた大規模爆発事故で、天津市の地元メディアによると、死者は50人になった。701人が入院中で、うち70人が重体。天津市当局は既に関係者を拘束して原因を調べている。

 浜海新区は、中国政府が重点的に経済開発を進める地区の一つで、進出している日本企業も多い。市内にあるトヨタ自動車の販売店では窓ガラスが割れ、現地従業員の2人がけがをした。車両生産工場でも窓ガラスが割れ、出荷待ちだった完成車両にも被害が出た。

 新京報(電子版)は13日、爆発現場には硝酸ナトリウムや硝酸カリウムが置いてあったと報道。