韓国サムスンは13日(現地時間)、「Galaxy S6 edge」と同様の「デュアルエッジスクリーン」を採用するファブレット端末「Galaxy S6 edge+」を正式に発表しました。
Galaxy S6 edgeをそのまま大型化したとも言えるGalaxy S6 edge+ですが、いくつかの点で改善が施されています。
以下は、主なスペック。
OS | Android 5.1.1 Lollipop |
ディスプレイ | 5.7インチ WQHD(2560×1440)Super AMOLEDディスプレイ |
液晶保護 | Corning Gorilla Glass 4 |
SoC | Samsung 2.1GHz駆動 64-bit オクタコア Exynos 7420 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 32 / 64GB UFS 2.0 |
メインカメラ | 1600万画素 (OIS / LEDフラッシュ 搭載) |
フロントカメラ | 500万画素 |
バッテリー | 3000mAh(非着脱式) |
ネットワーク | 2G / 3G 4G LTE(LTE Cat.9 / Cat.6)※キャリア、販売地域により異なる |
ワイヤレス | Bluetooth 4.2 デュアルバンドWi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac NFC MST(Magnetic Secure Transmission) |
その他 | ワイヤレス給電機能(Qi / PMA) 急速充電機能(有線 & 無線) 指紋認証機能 microUSB 2.0ポート microSDカードスロット “非搭載” |
カラーバリエーション | ブラック サファイア / ホワイト パール ゴールド プラチナム / シルバー チタニウム |
外形寸法 | 155.4(W) × 75.8(D) × 6.9(H) mm |
本体重量 | 153g |
Galaxy S6 edgeとの主な違いとしては、5.7インチへと大型化されたWQHD(2560×1440)ディスプレイと「4GB」に強化されたRAMの容量が挙げられます。ただし、今回同時に発表された「Galaxy Note5」と同様に、S6 edgeには用意されていた128GBモデルが存在していません。
また、新たにMST(Magnetic Secure Transmission)と呼ばれる通信システムを実装したことにより、サムスン独自のモバイル決済システム「Samsung Pay」を利用して決済を行う際の安全性が向上しています。
さらに、端末の大型化に伴いバッテリー容量も400mAhほど大容量化した一方で、前モデルと同様に、着脱は不可能となっています。なお、有線および無線の双方において急速充電を行うことが可能になりました。
そのほかにも、Ultra High Quality Audioと呼ばれる機能によりオーディオ性能を向上させているほか、メインカメラを利用することでフルHD(1920×1080)解像度の動画をストリーミング配信することも可能に。また最新版の「TouchWiz」UIへと刷新されていることも明らかになりました。
Galaxy S6 edge+は本日より先行予約の受け付けを開始し、8月21日より米国市場にて販売が開始されるとのこと。価格については、64GBモデルがキャリア契約なしの場合には850ドル(約10万6000円)程度に設定されている模様です(※キャリアによって異なる)。現時点では日本市場においても発売されるどうかは明らかにされていません。
基本的にはGalaxy S6 edgeを踏襲した仕様の端末ではありますが、細かな点において強化と改善が施されており、1つのファブレット端末として魅力的に仕上げられている印象ですが、はたして市場からはどのような反応で迎え入れられることになるのでしょうか。