“009”と”デビルマン”が奇跡のコラボ!フランンソワーズ役M・A・O「私で壊してはいけないと思った」 | ニコニコニュース

アフレコ前に緊張で腹痛
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 石ノ森章太郎の“サイボーグ009”と永井豪の”デビルマン”。日本を代表する往年のアニメヒーローがコラボした奇跡の映画「サイボーグ009 VS デビルマン」(監督:川越淳/配給:ティ・ジョイ)のPRイベントが13日、都内で行われ、声優・井上和彦(61)、田中亮一(68)、浅沼晋太郎(39)、M・A・O(23)が出席した。

 本作でデビルマンの不動明役を務めた浅沼は「オファーがきてウソでしょ!って思った。その後もサプライズが次々くる。たいがい”VS”というと共闘が多いが、今回はガチで闘っているのがスゴイ!」。一方、”009”のフランソワーズ・アルヌール(003)役のM・A・Oは「アフレコの数日前からお腹が痛くなったが、現場ではみなさん優しくて、だいぶ楽になった。いままでいろんな方が築きあげてきたものを私で壊してはいけないなと思った」としみじみと振り返った。

 それぞれ異なる能力を持つ9人の戦士と、悪魔の力と正義の心を持つ1人の男。最強のヒーローが最悪の出会いを遂げ、その闘いが地獄へと加速していくという衝撃の物語。

 この日は「009」の1979年版テレビシリーズで島村ジョー(009)役を務めた井上と1972年放送のテレビシリーズ「デビルマン」で不動明役を務めた田中も登場。「009」、「デビルマン」の新旧キャストによるトークバトルが繰り広げられたが、田中は「当時、いきなりデビルマンをやれって突然いわれて、まだ24、5(才)だったから夢中でやった。現場に行って初見でやるっていうのは当時当たり前だった。先輩方もとにかくうわべはかわいがってくれる。怖い世界だよな」とぶっちゃけトーク。これに、井上も「今では再現できないくらい初々しい感じ。いまやったらただのいやらしいプレーボーイだよ」と当時を振り返った。

 旧作について、「絵がやわらかくてあたたかみがある。観ていて安心する。009の元カノとの切ないやりとりが胸が痛かった」(M・A・O)、「小さい頃、朝、再放送を観ていたが、デビルマンとか軒並み怖かった気がする。デビルマンは主題歌からして怖かった。でもあの当時だからこその描写がおもしろい」(浅沼)という2人に今度は旧作の2人が新作についての感想を。

「観た感じでいったらいったいどうなんの?って興味がある。45年経っていまだにデビルマンがみなさんの心のなかに残っているのがありがたい。僕もがんばりたい」(田中)、「話ができるんだろうかと思っていたが観てビックリ。すごいですよ!ヤベーって感じ」(井上)と大絶賛。

 これに、浅沼は「大先輩たちに背中を押されて出演し、身が引き締まる思い。往年のファンの方もこれから新しく観る方も楽しめる品。ぜひ観てほしい」、M・A・Oも「長年たくさんの方に愛されてきた作品に入れていただいて光栄。いろんなものを抱えながら、大切に演じた。よりステキなところとより白熱したシーンがあるので観てほしい」としみじみとPRしていた。

 10月に2週間限定で公開予定。

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