今日(米国時間8/12)の大がかりなプレスカンファレンスでSamsungは新しいフラグシップモデル2機種を発表した。一つはGalaxy Note 5、もう一つはGalaxy S6 Edge+だ。Noteのアップデート情報は以前からたびたびリークされていたが、S6 Edge+はまったく新しいモデルで、ひとことで言えばiPhone 6 Plusのライバルだ。
S6 Edge+はNote 5と同一の5.7インチ曲面ディスプレイを採用しているが、よりスリムで軽く、実際の使用感は快適だ。Noteのパワーユーザーお気に入りのスタイラスペンその他の機能は欠いているが、一般的なスマートフォンより広いスクリーンはそれだけいろいろなことができる。
S6 Edge同様、Edge+もガラスとアルミでできている。プラスティック製のケースといっしょに交換可能なバッテリーとmicroSDカードも廃止された(メモリは(32GBと64GB)。その代わり、Edge+の重さはわずか153gだ。これはiPhone 6 PlusやGalaxy Note 5より軽い(iPhone 6 Plusは5.5インチ・スクリーンで172g)。
私はロンドンでSamsungのイベントに参加し、実機に触れてきた。Samsungは製品の高級感の演出で大いに進歩している。目にも美しく、手にした感触も良い。スクリーンも豪華な印象だ。ただし彩度が少し高すぎるかもしれない。
S6 Edge+で驚くのはなんといってもその軽さだ。ファブレットを手にしている感じがしないほど軽い。デバイスを立ち上げると思わずスクリーンに見入ってしまう。巧みにデザインされた曲面ディスプレイのおかげで、もっとずっと大きなスクリーンを見ているような錯覚に陥る。ユーザーはアプリをスクリーンの端にピン止めすることができるので、側面に回り込んだこの特徴的なエッジ部分にも多少の実用的な意味がある。
私は新モデルをこれよりわずかに小さいGalaxy S6 Edgeとくらべてみた。見た目はよく似ており、違いを見つけるのが難しいほどだ。ディスプレイは5.1インチから5.7インチに拡大されているが、天地のベゼルは同一、厚みも同じ。ボタンの種類、配置も同じだ。大型ディスプレイを備えた高機能Androidスマートフォンが必要なら、Edge+はその有力な選択肢になるだろう。
唯一の弱点は、iPhone最大の強みであるiOSとそのエコシステムをもたないことだ。ユーザーはiOSのエコシステムにアクセスできるということでプレミアム価格を払う。今回Samsungは価格について何も発表しなかったが、S6 Edge+もS6 Edgeと同様の価格帯となるなら、iPhone 6/6Plusとさほど変わりない金額となる。
Edge+は大容量のバッテリーを搭載しており、わずか分でフル充電する。カメラはS6 Edgeと同じだ。 実機をテストする機会がありしだいレビューしたい。今月末までに市販が開始されるもようだ。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)
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