ePriceは11日(現地時間)、先日正式発表されたソニーの高性能ミッドレンジモデル「Xperia M5」(過去記事)の、AF(オートフォーカス)性能の優秀さを示す動画を公開しています。
先日の発表に引き続き、今回台湾でも発表されることとなったXperia M5ですが、その最大の特徴はわずか「0.25秒」を誇る非常に高速なAF性能にあります。今回、ePriceはXperia M5の実機を用いたAF速度の比較動画を公開しました。なお、比較対象とされたのは、台湾HTCの「HTC One M9+」。
映像を見る限りでは、やはりXperia M5のAF速度の優秀さが目立ちます。前後2点間の焦点を切り替える際の、合焦速度がHTC One M9+とは段違いです。もちろんHTC One M9+の合焦速度が特段遅いという訳ではなく、単純にXperia M5の採用する「ハイブリッドAF」が優秀なのだと思われます。
画像は「Xperia M5」のもの
なお、このハイブリッドAFは、既にソニー製のミラーレスカメラに採用されている「ファストハイブリッドAF」と同様の仕組みを採用するAFシステムをスマートフォン向けに最適化したものと思われます。なお、ファストハイブリッドAFとは、動体への追従性に優れる「位相差AF」と合焦精度に優れる「コントラストAF」を組み合わせることで、AF速度と精度の両面において優れた性能を実現する仕組みのことです。
残念ながら、先日のソニーの発表を見る限りでは、Xperia M5自体が国内市場に提供される可能性は非常に低いと言わざるを得ませんが、ハイブリッドAFを採用した別の高性能端末がいずれ国内で発売される可能性は否定できません。あるいは9月2日の発表が予測される「Xpeira Z5」(過去記事)に実装されていることに期待しつつ、続報に期待したいところです。
[ePrice via Phone Arena]