サムスンはニューヨークで開催した新製品発表会“Samsung Galaxy Unpacked 2015”において『Galaxy Note 5』と『Galaxy S6 edge+』を発表しました。日本についての言及はありませんでしたが、どちらもグローバル市場において8月から順次発売予定です。
どちらも5.7インチのWQHD解像度(1440×2560ドット)の有機ELディスプレー、高速な4GBメモリー、2.1GHz+1.5GHzのクアッドコアCPUを搭載。そのパワフルさは4K動画のYouTube Liveをスマホ単体で生配信できるほど、とのこと。
もちろん名前のとおり、S6 edge+はデュアルエッジスクリーン(従来モデルに比べ大型化&バッテリー増加)になっており、Note 5はS6シリーズを意識した狭額縁デザインで、デジタイザー“Sペン”での手描き機能が搭載されています。
スリープ中でもすぐ描ける新生NoteNote 5の新機能で最も特徴的なのはスリープ状態での手描きメモに対応したこと。いままでも素早くメモをとり始まるための機能はたくさん用意されていましたが、ついにスリープ時のディスプレーへの書き込みに対応。画面は黒いままですが、描いた部分が明るく表示されるため、黒板のようなイメージになります。
そのほか、PDFへの注釈記入機能や、スマホ用のサイトなど縦に長いサイトの“スクロールキャプチャー”にも対応しています。また、S6/S6 edge、S6 edge+と同様にWPC(Qi)/PMA両対応のワイヤレス充電機能もNoteシリーズとしては初めて標準搭載となりました
マルチメディアに特化した大型edgeS6 edge+は今年のフラグシップ機として発表された『Galaxy S6 edge』のマイナー場ジョンアップモデル。進化点は、大型化したデュアルエッジディスプレー。いままではそのエッジを生かした連絡先向けランチャー“ピープルエッジ”で活用していました、今回は新たに“App edge”も搭載。よく使うアプリを素早く呼び出して起動できます。
さらにS6 edge+専用の純正アクセサリーとして『Keyboard Cover』を用意。カバーを取り付けると正面にQWERTYキーとタスク切り替え、ホーム、戻るボタンなどが物理的に利用できるようになります。
そのほか、発表会では決済システム“Samsung Pay”について、同社のセキュリティーソリューション“Samsung KNOX”を組み合わせて強化したものを8月20日に韓国で、9月28日からは米国で開始すると発表。韓国では磁気による通信方式“MST”にも引き続き対応するとしています。
発表会最後には、新型ウェアラブル端末『Gear S2』を予告。完全丸型のディスプレーを備えた腕時計型端末になるようで、9月からベルリンで開催されるIFAにて詳細が発表される見込みです。
週刊アスキーでは引き続き新型Galaxyについて、山根博士の現地レビュー記事などを掲載予定。日本でもユーザーの多いNoteシリーズの最新作ということもあり、期待が高まります。
●Galaxy Note 5のおもなスペック
OS:Android5.1
CPU:オクタコア、2.1GHz+1.5GHz
メモリー:4GB
ストレージ:32GB/64GB
ディスプレー:5.7インチ有機EL(1440×2560ドット、518dpi)
カメラ:1600万画素(インカメラ 500万画素)
バッテリー:3000mAh
通信:LTE、3G、IEEE802.11a/b/g/n/ac(2×2 MIMO対応)、Bluetooth4.2、NFCほか
サイズ/重量:約76.1(W)×7.6(D)×153.2(H)mm/約171g
●Galaxy S6 edge+のおもなスペック
OS:Android5.1
CPU:オクタコア、2.1GHz+1.5GHz
メモリー:4GB
ストレージ:32GB/64GB
ディスプレー:5.7インチ有機EL(1440×2560ドット、518dpi)
カメラ:1600万画素(インカメラ 500万画素)
バッテリー:3000mAh
通信:LTE、3G、IEEE802.11a/b/g/n/ac(2×2 MIMO対応)、Bluetooth4.2、NFCほか
サイズ/重量:約76.1(W)×7.6(D)×153.2(H)mm/約171g