世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット」。毎年、夏と冬に開催される同イベントは回を重ねるごとに盛り上がりを見せ、足を運ぶ人も増え続けている。そして、いよいよ今月14日~16日、「コミックマーケット88」(以下、コミケ)が開催されるのだが、気分が高まり過ぎたのか、開催2日前から徹夜する人が続出しているようだ。コミケに興味がない人からは、「気持ち悪い」「夏なのにお風呂も入らず乗り込むの?」といった声が上がっている。
1975年に第1回が開催されてから、今年で40年目となるコミケ。会場となる東京国際展示場(東京ビッグサイト)には、老若男女、国籍問わず、全世界から50万人もが訪れる、世界のオタクにとってのビッグイベントだ。大勢の人を掻き分け、お目当ての同人誌を探すのは至難の業ということで、カタログも販売されるほど。88回目となる今回は、『エリア88』(小学館)で知られる新谷かおる氏が表紙デザインを担当している。
オタクのボルテージは高く、開催2日前にあたる12日から徹夜を始める者で、会場付近が溢れているようだ。しかし運営側は、「徹夜を含む前日からの会場付近への来場は禁止」としている。それにも関わらず、中には勝手に整理券を配って場を仕切る者も出始めているらしい。
これに対して世間からは「絶対臭い。帰りの電車で一緒になる人のことを考えてほしい」「誰か通報して解散させた方がいい」といった声が多く上がっている。また、「仕切るやつって何様なの?」「仕切る人が1番気持ち悪い」など、場を円滑(?)に運ぶ"仕切り屋"に対する批判も見られ、中には「仕切るならラガーシャツ着ないとな」と、甲子園球場でお馴染みの"ラガーさん"を例に出す声まで......。
他にも"コミケ徹夜組"に対し、「日射病になれ」「雨に降られろ」「風邪引け」などの声も。『モンスターストライク』の大型イベントでも救急車が出動する事態が起きたばかりということもあり、運営側も"仕切り屋"ではない"正規"の整理券を配布するなど、何かしらの対応が求められているのかもしれない......。