ついにディープスペースに近づいた!
世界が注目する中、NASAで開発された最新鋭ロケットエンジン「RS-25」4基のテストが13日にミシシッピ州のStennis Space Centerが行われ、無事535秒の噴射に成功しました。
ひたすら大量の煙をまき散らすこのテストがなぜ重要かといいますと、このエンジンはNASAが宇宙飛行士をディープスペースまで飛ばすシャトル・ミッションに使われるためのものなのです。どの位ディープかと言いますと、なんと目指すは火星への有人探査!
スペース・ローンチ・システムのコンセプト・イメージ
有人探査を可能にするのがNASAが開発する大型ロケット、スペース・ローンチ・システム(SLS)。2018年に建設予定の巨大ロケットは、高さ98メートル、重量2,494,758gmという度肝を抜く建造物になる予定で、535秒というのは、SLSを大気圏322kmまで打ち上げるために必要な時間なんです。
NASAのYouTubeチャンネルでは実験の映像が公開されていますよ。
source: NASA
(Yohei Kogami)