「コンコルドの息子」はロンドンからニューヨークまで1時間で飛ぶ! | ニコニコニュース

マイナビスチューデント

航空機メーカーのエアバスが、米国特許局に超音速旅客機の特許を申請しました。最高速度は音速の4倍にもなるそうです。
その速さ、なんと時速4000km!あの超音速機コンコルドと非常に良く似た航空機で、「コンコルドの息子」と言われています。

特許を申請したエアバスによると、この新型機は主に「大陸間の移動を往復1日で済ませる必要のあるビジネスやVIP利用の乗客向け」となります。


また、戦略的偵察や「高付加価値商品やエリート部隊の超高速輸送」など、軍用機としての利用も見込まれているそう。

離陸時はスペースシャトルのように、ほぼ垂直に飛び立ち、上空では高度10万フィート(約3万メートル)を飛行します。


乗客数は20名、最長飛行距離5500マイル(約8800km)で、目的地に近づくと、着陸前に標準空域に入ります。

オリジナルのコンコルドは、エアバスの前身であるアエロスパシアルとブリティッシュ・エアクラフト・コーポレーションが開発しました。


時速1350マイル(約2170キロ)、つまり音速の2倍で、高度6万フィート(約18000メートル)を飛行。乗客数は120名でした。
1976年から運用を開始され、パリで墜落事故を起こした3年後の2003年に運航を終了しています。

コンコルド運航に関する問題のひとつは騒音でした。このため、多くの国が上空を飛ぶことを禁止、運航が制限されたのです。


しかし、エアバスは今回の新型機は、航空力学により衝撃波による轟音をおさえていると言います。

音速を超えるスピードで飛ぶなんて、一生に一度は体験してみたいものです。


無事に開発されて、いつか一般人も乗れるようになるといいですね。

※ 写真はオリジナルのコンコルドです。

参考:Son Of Concorde' Could Fly To New York In An Hour


http://news.sky.com/story/1530374/son-of-concorde-could-fly-to-new-york-in-an-hour