これだけ顔認識ソフトが出回ると、それを阻む技術が出るのは時間の問題で、出るなら当然トップバッターは日本。
というわけで、こちらにご紹介するのが日本の国立情報学研究所(National Institute of Informatics: NII)が開発中の「プライバシーバイザー」。かけるとたちどころにマシンが人間の顔面を認識できなくなる不思議めがねちゃんです。めがねの町・鯖江(さばえ)市の企業、ニッセイが商品化に乗り出しました。
もっと初期の試作機(動画下、肉眼でも不審人物とわかる)では近赤外光を発して、顔検出を煙に巻いていました。
日本語解説は0:30-
以来、工夫に工夫を重ね、今回の第2バージョンでは特殊素材(具体的に何かは不明)とパターンで表面を加工し、光を吸収・反射する仕組みを採用。見た目もチタンフレームの洗練されたデザインになりました。これだったら映画「Hackers(邦題: サイバーネット)」に出てくる怪しい人ではなく、普通にエクストリームスポーツが好きな人に見えますね!
スマホカメラで試したテストでは90%の確率で顔認識妨害に成功したと、ウォール・ストリート・ジャーナルは報じてますよ。
チタン加工(ここはニッセイ社がやる)にはお金がかかるため、クラウドファンディングFAAVOの鯖江市のページで一部出資金200万円を募っています。もう半分以上集まったみたい。順調にいけば国内にて来年6月発売、価格は約3万円となる予定。
source: NII via Motherboard
Maddie Stone - Gizmodo US[原文]
(satomi)