2015-16シーズンのブンデスリーガ開幕戦が14日に行われ、DF酒井高徳が所属するハンブルガーSVはバイエルンと対戦し、0-5で敗れた。試合後、酒井高が記者団の取材に応えている。
開幕戦でまさかの大敗を喫した酒井高は「いやいや、もう…強いっていう感じですね」と、改めて力の差を感じさせられた様子。試合展開については「相手もチャンスはあったけど、狙い通りうまくサッカーできていたわけじゃなかった。バイエルン相手に前半0-1で、悪くなかったと思う」と、前半の出来には一定の手応えを感じていたという。
流れを変えた場面については「やっぱり2失点目ですよね。あそこでクリアミスなのか、ちょっと滑ってあれしかできなかったのか分からないですけど」と味方を擁護しつつも、2失点目が試合を難しくしたと振り返っている。
それでも「バイエルン相手にしっかり我慢強く対応はできていたと思うんで、僕はそんなに結果で見るほど悲観的じゃないというか。まあ、これぐらいしっかりチームがまとまってできるんだっていう感覚は持てましたよ」と、決して悲観する内容ばかりではなかったと強調した。
現状のチームに足りていない部分については「やっぱりバイエルン倒すためには、中盤でボールを取ったあとに、どれだけ勇気を持って3、4人が攻撃にいけるかだと思う。うちはやっぱりどうしてもそれがなかった。みんな、(再び)取られてカウンターになるんじゃないかとか、味方がいい状態じゃないから『まあ今出ていってもな』っていう状態だったんですよね。だからそこを勇気を持って出ていけるかとかでうね」と、リスクを恐れずに攻めに転じる姿勢だと述べている。
出場機会がなかったことについては「(9日のDFB)ポカールのときに結果も悪かったし、自分としてもパフォーマンス良くなかったんで。全然不思議な感じじゃなかった」と自身の中では納得しているようで、「自分の中でまだ完全に身体(のコンディション)が上がっている感じがしない」とコンディション調整に苦しんでいることを明かした。
続けて「今週もしっかりトレーニングして、コンディションが戻った時にしっかりアピールできればポジションを取れると思うんで、そこはしっかりやっていければと思います」と定位置奪取に向けて調整を続けることを誓った。
次節、ハンブルガーSVは酒井高の古巣シュトゥットガルトと対戦する。