【モスクワ時事】ロシア外務省は14日、声明を出し、トルトネフ副首相による北方領土の択捉島訪問に対する日本政府の抗議を拒絶した上で、「日本は第2次大戦の結果を無視している」と非難した。
声明は、日本の抗議を「受け入れられない」と一蹴。「政府要人の(北方領土)訪問に際して日本の立場を考慮するつもりはなく、今後も続けられる」と強調した。
副首相は13日、ロシア政府主催の愛国集会「全ロシア青年教育フォーラム」に合わせて択捉島を訪問した。日本側は「政府の立場と相いれず、日本国民の感情を傷つける」とロシア側に抗議していた。