これでさらにレースが楽しめそう!
カーレースを観戦しに行って「どの車が何番なのかわからなくなってしまった...」なんて経験はありませんか? 近くにスクリーンがあるときやTVで観ているときは順位が表示してあるので問題ありませんが、実際に観戦しているとファンの人でもピットストップで順番が入れ替わっていたことに気付かなかったなんてこともあります。
そこでベライゾン・インディカー・シリーズに導入されたのがこの巨大なLEDディスプレイ。2桁の数字を表示することが可能で、レース中の車の順位を赤色で表示します。また太陽光下でもよく見えるほか、緑色に表示を切り替えてピットストップにかかった時間など、他の情報も表示できるそうですよ。
ディスプレイの厚みはたった3ミリとなっているためエアボックスの下、両サイドに取り付けられていてもインディカーのエアロダイナミクスに影響はないそうです。しかし車体はほんの少し重くなってしまい、レーシングカーのエンジニアはこのほんの少しの重さを削るため日々改良を行なっています。
ただしレース全体でみると、すべての車体にこのディスプレイが取り付けられるため特定のレーシングカーだけが不利になるなんてことはなさそうです。最近では電気自動車のカーレス、フォーミュラEも開催され、今までにないイノベーションが起きはじめています。カーエンジニアリングの最先端でもあるフォーミュラカー、今後もさらなる飛躍が期待できそうです。
Andrew Liszewski-Gizmodo US [原文]
(kazoomii)