「スパイダーマン」や「X-メン」などの原作者として知られるスタン・リー(92歳)が、元アシスタントに訴えられた。
リーは、侮辱的言動や脅迫、不当解雇により精神的苦痛を与えられたとして、ショーン・ルカセウィッツから訴えを起こされたという。また、法的書類によれば、ルカセウィッツは当初、イベントにおけるブースの制作、管理のために雇われた際「やる気があり、伝説的存在であるスタン・リーとその妻や娘と一緒に働けるというエンターテイメント界での夢の仕事を得られて、興奮していた」というが、リーの仕事ぶりを批判し、作られたブースを「恥」だと非難したと、コートハウス・ニュース・サービスは報じている。
また、イベントのための雇用だったにも関わらず、リーのウェブサイトやその他の雑用までやるハメになった上に、残業手当を支払われなかった指摘。法廷書類ではルカセウィッツがリーに「業界で最も権力のある人たちと働けることがいかに幸運か」と常に言い聞かされ、「文句を言わずに非難にも感謝すべき」と言われていたとされている。
今回の訴訟でルカセウィッツは、リーと妻ジョアン、娘ジョアン・シリアと2人の社員に対して精神的苦痛に対する損害賠償を求めているようだ。