ラグーン星雲。それは私たちの銀河系のほぼ中心、地球から遥か5,000光年離れた宇宙空間にあります。ガス(気体)やダスト(粒子)から成るこの星雲では新しい星たちが生まれているようです。
生まれたばかりの若くて明るい星は、光を持たないダストの暗雲と、輝くガスの明るい光線の中を煌めきます。なかには太陽よりも数倍大きな星も幾つか存在するのだとか(とはいえ、ガスとダストの集まりが光線となることによって小さく見えるようですが)。
その大きさを分かりやすく表すと、全体のイメージは40光年(3.78421136 × 10^17 メートル)程度。太陽よりも大きな星にも驚きますが、それを小さく見せるほどのガスやダストの圧倒的な存在感たるや。
やがてガスは新たな星となります。さらに周辺のガスやダストを巻き込むことで、オリジナルな太陽系(ソーラーシステム)を作り出すのだそうです。...太陽系ができるまでのプロセスってどんなに想像しようとしても壮大すぎて想像しきれないもどかしさが...。
ネブラのドラマチックな画像。今回キャッチしたのは、アリゾナ州立大学のマウント・レモン・スカイセンターで使用された32インチシュルマン望遠鏡。
ご家庭に望遠鏡をお持ちの方は、ぜひ夜空を覗いてみてください。射手座の位置するあたりでネブラ星雲を見つけることができるかもしれないようです。
source: University of Arizona, NASA
Kiona Smith-Strickland - GIZMODO US[原文]