2015-16シーズンのブンデスリーガ開幕戦が15日に行われ、FW原口元気とMF細貝萌が所属するヘルタ・ベルリンは敵地でアウクスブルクと対戦した。
昨シーズン、苦しみながらもなんとか15位で残留を果たしたヘルタ・ベルリン。一方のアウクスブルクは5位と好成績を収めた。この試合では原口がベンチスタート、細貝はメンバー外となっている。
最初のシュートはヘルタ・ベルリン。5分、左サイド深い位置で得たFKにサロモン・カルーが頭で合わせたが、シュートは枠の上に大きく外れた。さらに15分、ヘルタ・ベルリンは右サイドからペテル・ペカリークがクロスを上げると、エリア内で受けたカルーが巧みなコントロールから左足でシュートを放ったが惜しくも左ポストに弾かれた。
なかなかシュートまで持ち込めないアウクスブルクは34分、エリア手前右でFKを得るとトビアス・ヴェルナーが左足で狙ったが、DFに当ってコースが変わったシュートは枠の右にそれてしまった。続く41分にはヴェルナーが蹴った右CKにホン・ジョンホがヘディングで合わせるもGKにセーブされ得点にはいたらない。
すると前半アディショナルタイムにアクシデントが発生する。自陣右サイドのライン際でドリブル突破を試みたアウクスブルクのラウル・ボバディジャが、ボールを奪いに来たファビアン・ルステンベルガーに対し足を高く上げながら飛び込むようにタックル。このファールで、すでに警告を受けていたボバディジャに2枚目のイエローカードが出され、退場処分となった。
数的優位に立って後半を迎えたヘルタ・ベルリンは48分に試合を動かす。カルーが自ら倒されて得たPKをゴール真ん中に決め、敵地で先手を奪った。リードを得たヘルタ・ベルリンは57分、ヴァレンティン・シュトッカーに代えてニコ・シュルツを投入。一方のアウクスブルクもハリル・アルティントップを下げカイウビーを投入し同点ゴールを目指す。
互いに攻め手を欠く中激しい競り合いやファールが増える展開になると、今度はヘルタ・ベルリンが退場者を出してしまう。66分、すでにイエローをもらっていたロイ・ベーレンスがマルクス・フォイルナーに対し後ろからスライディングで倒してしまい、2枚目のイエローカードが出された。
74分、アウクスブルクはマルクス・フォイルナーに代えてフィリップ・マックスを、ヘルタ・ベルリンはカルーとの交代で原口を投入する。すると直後の75分、アウクスブルクは絶好の位置でFKを得るとアレクサンダー・エスヴァインが直接狙ったが、強烈なシュートは右ポストを直撃した。対するヘルタ・ベルリンもカウンターから原口がドリブルで持ち込み左足でミドルを狙ったが、これはGKの正面に飛んでしまう。
ゴールがほしいアウクスブルクは81分、ドミニク・コールを下げザシャ・メルダースを投入。ヘルタ・ベルリンも83分にイェンス・ヘゲラーに代えてジョン・ブルックスを送り出し、両チームともに交代カードを使い切る。
ホームのアウクスブルクは終盤、同点ゴールを目指し攻め込んだが得点には至らず、互いに退場者を出す激しい一戦を制したヘルタ・ベルリンが白星スタートを切った。
次節、ヘルタ・ベルリンは21日にホームでブレーメンと、アウクスブルクは22日にMF長谷部誠と乾貴士が所属するフランクフルトと対戦する。
【スコア】
【得点者】