あまりにも特殊なニーズすぎた?
しばらくワンサイズで通してきたiPadに、一般的なユーザー向けではなく、プレゼンやレタッチなどなど、大きくなったディスプレイをプロ仕様に使いこなすための「iPad Pro」なる新モデルの登場に、ますます期待も高まっているようですけど……。
このほどDigitimesは、各社ブランドのタブレット製造を請け負ってきた中国のサプライチェーンメーカーの最新動向を紹介。数多くのタブレットの生産に携わるHolitech、Shenzhen DPT-Touch、Sileadといったメーカーが、軒並み需要の見込めないタブレットから別のデバイスの製造委託へシフトしようとしていると伝えられています。
年内は生産需要が回復しないと見込まれる最大の原因にあげられたのは、アップルの今後のiPadシリーズ。複数の情報筋から、新たに製造ラインへ乗ってくるiPadシリーズは、当面は「iPad mini 4」なるコンパクトモデルのみに限られることが明かされたんだとか。この様子では、同時に登場するとも予測されていた「iPad Air 3」は2016年以降のリリースへと見送られるほか、年内のiPad Proの発売も可能性が低そうだとのことですよ。
なお、中国の工場にて、これまでタブレットを製造していたラインでは、代わりに需要が高まる大型のスマートフォンやスマートウォッチに切り替えるプランが続々と進んでいるみたいです。こうした状況だと、アップルのみならず、各メーカーとも、タブレットのヒットモデルを出すのに苦労しそうですよね~。
source: Digitimes
(湯木進悟)