世界がまったく違う色!
トカゲとかハチとか、はたまた色んな他の動物たちの目線でみる世界ってどんなんだろうなって思ったことありませんか?
人間の目は可視光線でしかモノを見ることができませんが、他の動物は全然違う世界を見ているんです。この視界を再現するために、イギリスのエクセター大学の研究者チームは、紫外スペクトルや光反射調整、吸収、そして動物によって見られる光のスペクトルを取り入れ、デジタル画像を動物の目を通してみる世界に変換してくれるソフトウェアを開発しました。上の画像はひとつの例なんですが、左側が人間の目で見た石の上で日向ぼっこするトカゲ。そして、右側がトカゲの目で見た同じ光景です。右側ではオスのお腹の模様がもっと目立って見えるのがわかりますか?
そして下の画像の左側が人間の目で見たタンポポ。右側がミツバチの目で見た同じタンポポです。花の真ん中が紫外線を吸収して、花びらの先っぽがそれに反射しています。こうやって花は、虫を呼び寄せるんですね。
このソフトウェア、色が変わるカニ「グリーンショアクラブ」の研究に使われたり、排卵周期を通して女性の顔の色の記録をつけたりとすでに研究者たちによって多く使用されています。私たちもすでにこのソフトウェアでちょっと遊べるようになっていて、虫や鳥、魚、そしてフェレットまでどんな風に世界を見ているのか見てみることができるようですよ!
source: PhysOrg
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(リョウコ)