受刑者がポルノ映画を見ることを、禁じてはいけない!
そんな判決が、カナダで出た。
画像出典:Flickr(Prison Break by Bruno French Riviera Follow)
収容者のハリス・ナレーヌ氏は、刑務所が2013年3月に2つのポルノチャンネルを視聴不可にした後、これを不服として申し立てを行った。
その中で、46歳のナレーヌ氏は、他の収容者もポルノチャンネルの視聴料を支払ったと発言した。
しかし、視聴可能なチャンネルの性的描写は、看守によってすべて除去されていた。
さらにアダルト「X指定」チャンネルはブロックされていたという。
ナレーヌ氏は、合法的に購入したものを検閲する権利は看守たちにはないと主張。
カナダ、モントリオールのアーシャンボー更生施設は、囚人はセクシャルなものに接することのできる権利を有していないと語った。
また、それらのチャンネルを禁止することが、女性警官のための安全な環境の維持につながることにも言及した。
だが、ナレーヌ氏は、彼が収監されていたその他の2つの施設で、ポルノ映画を見たことがあるが、誰もその事を問題にしなかったと発言。
判事は、性的な映像を提供しているテレビを視聴する受刑者が、必ずしもそこで働く看守たちへのセクシャルハラスメントを実行するには至らないと言明した。
判事は、「アーシャンボー更生施設で働く女性が、危険にさらされるという明白な根拠がない」と指摘した。
ポルノ映画を見ることで、性欲が刺激されるというのが、更生施設の言い分だったわけだが、ポルノ映画を見ることが性犯罪につながるというのは短絡的すぎではないだろうか。
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参照:DAILY STAR/ Prisoner of love: Judge orders prison guards to let inmates watch porn in jail
画像出典:Flickr(Prison Break by Bruno French Riviera Follow)
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