第2、第3の月達が地球の周りを回っているかも

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いずれ、新たな月が現れるかも…?

公式な地球の月は先日おちゃめな後ろ姿で地球の写真に映り込んだりしていましたが、実は小さな月予備軍が、第二の月の座を得ようと飛び回っているのです。そう。地球の周囲には「ミニムーン」が存在している可能性があり、天文学者達は懸命に探しています。

Science Newsによれば、8月3日の国際宇宙飛行連合の会合にてRobert Jedicke氏は、「現在確認されているのはたった1つです。でも空想ではありません」と語ったそうです。

Jedicke氏の言う「1つ」というのは、大きさはおよそ3メートルで2006年に発見され、1年程地球の周りを回った後に地球の引力から離れていきました。宇宙デブリでもそれくらいの大きさの物はあるので、3メートルの月というのもシックリ来ないかも知れませんが、第二の月ってなんとなく格好良いというか、中二病の血が疼くというか…。

しかし実は、Scence Newsによれば3メートルはかなり大きい方だそうです。

ミニムーンは殆どの場合洗濯機以下の大きさで、地球の引力に一時的に捕まります。ダンプカーサイズの隕石が50年くらいの周期でやってくるのに対し、ビーチボールサイズのミニムーンは、集団で蚊のように地球の周りをブンブンと回ります。

これらのなんちゃって月はあまりに小さいので、天文学者にとっても発見に非常に時間がかかります。Jedicke氏は、ハワイのスバル望遠鏡で来年数個発見できると期待しています。世界最大の望遠鏡も向こう10年以内に稼働予定なので、それも大きな助けになるかも知れません。


image by 一時的に地球の引力に捕らえられたミニムーンの軌道 via K. Teramura / UH IFA
source: Science News

Maddie Stone - Gizmodo US[原文
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