2015-16シーズンのブンデスリーガ開幕節が15日に行われ、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントとボルシアMGが対戦した。
昨シーズンは7位で終えたドルトムントが、同3位のボルシアMGをホームのシグナル・イドゥナ・パルクに迎えての新シーズン開幕戦となった。香川はトップ下で先発出場。その他、ドルトムントは新加入GKロマン・ビュルキ、キャプテンのDFマッツ・フンメルス、MFマルコ・ロイスらに加え、19歳の新加入MFユリアン・ヴァイグルもスタメンに名を連ねた。
試合はボールを支配したホームのドルトムントが主導権を握り、スタメンの香川も躍動した。
先制したのはドルトムント。15分、フンメルスからのパスを香川がダイレクトで繋ぐ。それをペナルティエリア内左で受けたロイスが、ワントラップから豪快に右足を振り抜き、ゴール左隅に突き刺した。香川の今季初アシストで先制に成功したドルトムントは勢いそのままに21分、フンメルスの鋭いパスを受けた左サイドのマルセル・シュメルツァーがピンポイントのクロスを供給。そのボールに中央のピエール・エメリク・オーバメヤンが合わせて、追加点を奪った。
33分、ドルトムントがボルシアMGのお株を奪うカウンターからゴールを獲得。自陣でボールを奪うと、イルカイ・ギュンドアンが前線にスルーパスを送る。それに反応したオーバメヤンが抜けだし、独走でエリア内右に侵入すると、相手GKヤン・ゾマーの目前で横パスを選択。同じく走り上がっていたフリーのヘンリク・ムヒタリアンが左足でゴールに流し込んだ。ドルトムントが3点リードを獲得し前半を折り返す。
後半に入ってもドルトムントの勢いは止まらない。50分、香川のパスで抜け出したロイスがエリア内右に侵入し、マイナスの折り返しを入れる。中央のオーバメヤンがスルーし、その後ろのムヒタリアンがゴール左隅に押し込んだ。66分には香川にチャンスが訪れる。オーバメヤンとのワンツーで香川がエリア内中央に抜け出し、左足でシュート。しかしこれはわずかに枠の左に逸れた。
ドルトムントは78分、得点を挙げたオーバメヤンとロイスを下げて、アドリアン・ラモスとケヴィン・カンプルをピッチに投入。84分、セカンドボールをエリア前中央で拾ったヴァイグルが右足シュートを放つが枠を捉えられない。直後の85分、香川に代えてスヴェン・ベンダーをピッチに送り出した。
試合はこのままタイムアップ。終始試合を支配したドルトムントは、攻撃陣が爆発し4-0の圧勝で開幕戦を制した。なお香川は85分までプレーし、今季初アシストを記録。その他、攻撃の起点となり開幕戦で躍動を見せた。
ドルトムントは次節、23日にインゴルシュタットと、ボルシアMGは同日に日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツと対戦する。
【スコア】
【得点者】