最近では『アナと雪の女王』のように、時として長編映画を凌ぐスケールと人気を博す長編アニメ。そんな秀逸なアニメの中でも観客の想像力を掻き立て、最も深遠な感情を刺激するアニメとして、CineFixが「最も美しい歴代アニメ映画トップ10」を選出。1位に新海誠監督による作品『言の葉の庭』が選ばれた。
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芸術としてのアニメを完璧に表現しているという評価の『言の葉の庭』(13)。「アニメだと信じられなくなるほどに美しい」とのことで、特に雨や雨に反射する景色、レンズのフレアなどは比類ないという。同作は独シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭の長編アニメ部門で最優秀賞を受賞している。
日本の作品はほかに、アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされた高畑勲監督の『かぐや姫の物語』(13)が4位にランクイン。水彩画のミニマリズムをもって表現豊かに描かれているとのことで、日本の伝統的な絵画の手法に現代的な解釈を加えた風情溢れる作品になっていると評価。
古くは、1927年製作のドイツの影絵アニメ『アクメッド王子の冒険』(日本公開は1929年)から、レゴを使った初めての長編アニメ『LEGO(R)ムービー』(14)まで、バラエティに富んだ選出となっている。
CineFix選出「最も美しい歴代アニメ映画トップ10」は以下の通り。