プレミリーグ第2節が16日に行われ、マンチェスター・Cとチェルシーが対戦した。
昨シーズンのリーグ戦で2位のマンチェスター・Cがホームのエティハド・スタジアムに、昨シーズンのプレミア王者であるチェルシーを迎えての一戦。第2節から優勝候補同士の好カードが実現した。マンチェスター・Cは開幕戦でウェスト・ブロムウィッチを相手に3-0の快勝し、今節は2連勝を狙う。一方、スウォンジーとの対戦で、GKティボー・クルトワが一発退場になり、2-2の引き分けスタートとなったチェルシーは、今節で初勝利を収めておきたいところ。
マンチェスター・CはMFダビド・シルバ、FWセルヒオ・アグエロらに加えて、新加入のMFラヒーム・スターリングも先発出場。チェルシーは、クルトワが出場停止のため、新加入GKアスミル・ベゴヴィッチがスタメン入りし、MFエデン・アザールやFWジエゴ・コスタらも先発メンバーに名を連ねた。
試合はホーム大歓声を後押しにマンチェスター・Cが主導権を掴む。開始1分、シルバからのスルーパスで、アグエロがペナルティエリア内左に抜け出してシュートを放つが、ベゴヴィッチにセーブされる。16分、左サイドのアレクサンダル・コラロフがグラウンダーのクロスを供給。エリア内中央で受けたアグエロが反転して右足を振り抜くが、シュートはベゴヴィッチの好反応に阻まれた。さらにその直後の17分、右サイドのヘスス・ナバスからの折り返しを、またもアグエロがダイレクトで右足シュートを放つが、これもベゴヴィッチの好セーブに遭い、得点とはならなかった。
マンチェスター・Cは22分、エリア内でジョン・テリーとの駆け引きを制したアグエロが、左サイドのコラロフからのクロスをゴール前で合わせるも、シュートは枠を捉えられなかった。すると31分、マンチェスター・Cの攻撃が実る。ヤヤ・トゥーレとのワンツーでエリア内に抜け出したアグエロが、相手選手に囲まれるも、切り返しから正確な左足シュートを放ち、ゴール左隅に沈めた。
先制を許したチェルシーだが、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。42分にはセスク・ファブレガスが、エリア手前中央からミドルシュートを放つも、ゴール左に外れた。一方のマンチェスター・Cは44分、左サイドのFKから、コラロフのボールに、ニアサイドへ飛び込んだエリアカン・マンガラが頭で合わせるが、シュートは枠の右に逸れた。前半はこのままマンチェスター・Cの1点リードで折り返す。
追いつきたいチェルシーは、キャプテンのテリーを下げてクル・ズマを投入し後半を迎える。50分、アザールからの浮き球のパスで、ラミレスがエリア内中央に抜け出す。ワントラップから右足で押し込んで、ゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定でノーゴールとなった。
後半はチェルシーに押されていたが、マンチェスター・Cが徐々にペースを掴み返す。65分、ナバスからのパスを受けたアグエロが、エリア手前中央から左足を振り抜くが、シュートはゴール右に外れた。チェルシーは70分、カウンターから、アザールのスルーパスでエリア内左に抜け出したD・コスタが切り返して落とす。そのボールを受けたアザールがシュートフェイントから右足を振り抜くが、シュートはGKジョー・ハートに阻まれた。
マンチェスター・Cは79分、スターリングを下げてマルティン・デミチェリスを投入。一方のチェルシーもウィリアンに代えてラダメル・ファルカオをピッチに送り出した。するとその直後、左CKからシルバのボールに、ニアサイドでヴァンサン・コンパニが頭で合わせると、シュートは右ポストに当たりゴールに吸い込まれた。
リードを2点に広げたマンチェスター・Cは84分、アグエロを下げてウィルフリード・ボニーを投入した。さらにその直後、高い位置でシルバが詰めてボールがこぼれたところに、フェルナンジーニョがダイレクトで右足シュートを放ち、ゴール左隅に突き刺した。
試合はこのまま終了。マンチェスター・Cが3-0でチェルシーとの優勝候補対決を制し、2連勝となった。一方のチェルシーは、コミュティ・シールドを含む3試合で勝利を収めることができていない。
マンチェスター・Cは次節、23日にエヴァートンと、チェルシーは同日にウェスト・ブロムウィッチと対戦する。
【スコア】
【得点者】