来るのか来ないのか、リキッドメタル。
実はiPhoneユーザーはリキッドメタルで製造されたプロダクトをすでに手にしているって、知っていました? iPhoneの箱に同梱されていたSIMピン、あれ、リキッドメタル製なんです。
うってかわって、リキッドメタルのiPhoneへ採用はなかなか実現しません。しかし新たに発見された特許によると、アップルはこれまでとは違う方法でリキッドメタル製プロダクトを実現しているようなんです。
先月、アップルはリキッドメタルの仕様に関する占有権利を更新しました。また同時に、同社による新たな特許が公開されました。ここでは、リキッドメタルと同等の性質を持つ合金でデバイスのケースを作る方法について説明されています。
リキッドメタル合金はアモルファスの性質と、複数の科学的構造を持っています。その強みは高い張力への耐性と、腐食への耐性、防水性と柔軟性。なんだか良いことづくめみたいですね。
一方、Apple Insiderではアモルファス合金を溶かしたり取り扱う方法や、具体的にこの合金でiPhoneやiPad、iPod、Apple TVのパーツをどのように製造するかについて解説されています。しかし、現実にどの製品にリキッドメタル合金が利用されるのかは未だ不明。多分、来るとしたらiPhoneからになると思うんですけどね。
iPhone 6sでは本体部品を肉厚にすることで、曲がったりしてしまうトラブルを防ごうとしているようです。しかしいつの日か、薄くて強い夢のリキッドメタル合金でさらに美しいiPhoneが製造されるのかもしれませんよ。
(塚本直樹)