18日の日経平均株価は前日比65円79銭安の2万0554円47銭と反落して取引を終えた。米国株高を好感した買いが先行したものの、追加の手掛かり材料難で上値は重かった。中国株の下落を受けて日経平均は前引けにかけてマイナス圏へ沈み、後場は弱含みで推移した。
個別では、NY原油先物価格の下落を背景に、JXホールディングス <5020> など石油株が売られた。FDA(米食品医薬品局)による警告書送付が嫌気されたオリンパス <7733> も軟調。16年6月期業績予想が市場コンセンサスを下回ったドンキホーテホールディングス <7532> が売られたほか、エイチ・アイ・エス <9603> 、三越伊勢丹ホールディングス <3099> などインバウンド関連銘柄も下落した。
半面、次世代の自動車用リチウムイオン電池を17年に生産開始と報じられたジーエス・ユアサ コーポレーション <6674> は堅調。16年3月期業績予想を上方修正したワイエイシイ <6298> も高い。経産省による首都圏への送電能力倍計画が伝わり、沖電線 <5815> 、那須電機鉄工 <5922> などが急伸。7月度で3割増収のファンコミュニケーションズ <2461> も物色された。(編集担当:宮川子平)