先週公開のニュース記事で,Scrum Allianceによる“Scrum User Group”の商標登録申請について報告したが,その商標出願が取り下げられることになった。
7月26日,Scrum Allianceのメンバに向けたレターの中で,CEOのManuel (Manny) Gonzalez氏は次のように述べた。
Scrum Allianceは,世界で400を越えるユーザグループを持つコミュニティに成長したことを嬉しく思うと同時に,今後も継続して,メンバのサポートに全力を尽くします。私たちの組織は,世界中のユーザグループに対して100万ドル以上の投資を行い,ツールの提供やユーザグループの形成,拡張,成功の支援を続けています。
私たちはScrum User Groupが,コミュニティによって,コミュニティのために作られたものであると信じています。どのような方法であれ,それを変えたり,閉鎖したり,修正を加えることはありません。Scrum User Groupはベストプラクティスの入手,経験の共有,問題解決を支援します。アジャイルスクラムコミュニティの成長とともに,私たちは,相互関係の拡大と使いやすさの向上,スクラム実践者のネットワークや学習,情報交換の場の提供を目的とした,新しいプラットフォームのローンチに取り組んでいます。
2014年に私たち役員会は,組織を新たなレベルへと引き上げるべく,エキサイティングな戦略的ビジネスプランを策定する決定をしました。この新たな方向性の下で,私たちは,Scrum User Groupの商標申請を継続する必要がないと考え,顧問弁護士に対して出願の撤回を依頼しました。