NPUは17日(現地時間)、「Surface Phone」として来年中にも登場する見込みの米マイクロソフトの新型「Windows 10 Mobile」端末について、興味深い情報を入手したことを伝えています。
画像は、有志によって作成されたコンセプト画像のもの
NPUによると、Surface Phoneは「最高の生産性」を追求する “ビジネス分野” に特化した端末として開発が進められており、実際に登場するのは2016年5月から6月頃にかけてのことになる見込みとのこと。
また、最先端の高性能パーツを満載することにはならず、他のフラッグシップモデルと比較して全体的にやや控えめなスペックの端末として登場する可能性が高いとのこと。一方で、最高峰のセキュリティ性能およびユーザビリティを実現することになる模様です。
以下は、今回伝えられたSurface Phoneの主なスペック。
OS | Windows 10 Mobile |
ディスプレイ | 5.2インチ(?)フルHD(1920×1080)ディスプレイ |
SoC | Intel 64-bit クアッドコア SoC(Atom X3シリーズ?) |
メインカメラ | 1000万画素 (OIS 搭載) |
フロントカメラ | 500万画素 |
ネットワーク | 4G LTE通信 |
その他 | 虹彩認証機能 USB Type-Cポート |
また、従来的なマウスとキーボードによる操作とタッチ操作との “シームレスな連携” を実現する機能「Continuum」(過去記事)に加え、ペンおよび音声入力による操作をサポート。さらには、完全な「ランドスケープモード(横画面モード)」が実装され、UI面を含めまるで小型PCのように利用することが可能になる見込みとされています。
そのほか、Surface Phoneが登場する頃までには、Windows 10 Mobileにおいてはあらゆる種類のWindowsアプリが利用可能になっており、Surface Phoneにおいても「Win32」アプリケーションを利用できる可能性も指摘されました。なお、NPUによると、筐体は金属素材製となり、デザインに関しては従来の「Surface」シリーズの特徴を受け継いだものとなるとのこと。
インテル製のスマートフォン・タブレット向けSoC「Atom X3(SoFIA)」シリーズ
過去にもSurface Phoneなる名称の新型端末の存在は噂されていましたが、ここまで具体的な内容を含んだ情報が伝えられたのは今回が初めてであり、また「ビジネス分野に特化した端末」というコンセプトも、先日発表された新生マイクロソフトの掲げるビジョンに合致しているように思われます(過去記事)。
とはいえ、あくまでも今回伝えられた情報は “現時点における情報” であり、今後開発が進行するにつれて大なり小なり仕様が変更されていく可能性もありそうです。
[NPU]