異なるOSを混ぜる。
そんな1+1=1的なソフトになってきました。Mac上でWindowsやLinuxなどを仮想化して動かすことができるParallels Desktopの最新版、「Parallels Desktop 11 for Mac」が本日発表・販売開始しました。
Parallels Desktop 11では、先日正式リリースとなったWindows 10へ対応し、Windows内の文書のクイックルックに対応したり、Windowsアプリでの位置サービス取得に対応、また、なんとマイクロソフトのアシスタント機能である「Cortana(コルタナ)」に対応しています。
発表会では、実際にMac上からCortanaを実行する様子がプレゼンされていました。「Hey,Cortana」と声をかけるとスムーズにコルタナが起動。ボイスコントロールでさまざまなアクションを行ってくれます。
驚いたのが、PagesなどのMacアプリをコルタナに起動してもらうといったこともできる点。出向先で社内業務まで任されている感がして、Cortanaさんの働きっぷりに頭が下がる思いです。日本語版Cortanaの登場はもうすこし先になるようですが、日本語で操れるようになると便利になりそうな予感もしますね。Siriさんもうかうかしていられません。
その他にも、Force Touchのサポートや、細かなバッテリー駆動時間を最大25%伸ばすことができる「Travel Mode(トラベルモード)」の搭載、起動時間終了時間の高速化など、さまざまなチューンナップが施されているようです。もちろん、もうすぐ登場する最新版「Mac OS X El Capitan」への対応もアナウンスされていました。
一般ユーザー向けの「Parallels Desktop 11 for Mac」のダウンロード版は8,500円(旧バージョンからのアップデートは5,300円)で今日から販売開始。開発者やパワーユーザー向けに開発者ツールに対応した、「Parallels Desktop 11 for Mac Pro Edition」や、ビジネス向けボリュームライセンス「Parallels Desktop 11 for Mac Business Edition」もサブスクリプションで用意されています。
Macの良い所もWindowsの良い所も両方楽しみたい! という人にはうってつけのソフトかもしれませんね。ただし、インストールしたいWindows OSのライセンスは別途必要なのでご注意くださいませ。
source: Parallels Desktop 11 for Mac
(小暮ひさのり)