この勢いは止まらない。
一昔前までは最先端のガジェットといえばアップルやソニー、サムスンなどの名の知れた大企業から登場するのが常でしたが、最近は中国企業がフットワークの軽さを活かしてより高性能な製品を発表することもしばしば。その成長の力強さには驚かされるばかりです。
そして今回、2016年初頭に製品出荷予定と噂されるクアルコム製最先端プロセッサ「Snapdragon 820」搭載スマートフォンを、中国企業のLeTVが初めて製品を予告しています。
「LeTVって聞いたことがないよ!」って人も多いと思いますが、同社は中国で最も早く成長しているスマートフォンメーカーとして名が上がることもある注目のメーカー。
さらに、同社が発表したスマートフォン「LeTV One Pro」は2K解像度(2560×1440ドット)ディスプレイにSnapdragon 810、4GB RAMを搭載し金属製のベゼルレスデザインを実現するなど、非常に高い技術力を秘めています。
今回投稿されたティーザー広告では、具体的な情報は何一つありません。画像から読み取れるのはこのスマートフォンがiPhoneやHTC製端末にちょっと似たベゼルレスデザインになることと、Snapdragon 820を搭載することくらいでしょうか。
クアルコムはこのSnapdragon 820の、全てのスペックを明らかにはしていません。現時点で判明している情報は、CPUに独自開発の64ビットアーキテクチャ「Kyroコア」とGPUにAdreno 530を搭載。現行モデルとなるSnapdragon 810と比べてCPUは35%、GPUが40%高速化される予定です。
最近はスマートフォンのメーカー別シェアでも中国企業のファーウェイやXiaomiがサムスンとアップルに次ぐ3位と4位にランクインするなど、ますますその力を増しています。
いよいよスマートフォンマーケットがアジアを中心に動き出していることが実感できますね!
source: Phone Arena , Facebook
(塚本直樹)