そしてまだ燃え続けています。
アラスカの山火事の被害はついに今月500万エーカーを突破しました。500万エーカーは琵琶湖がだいたい30個分の広さです。これで2015年はアメリカの山火事被害、最大の年となってしまいました。
NASAの人工衛星テラによる写真で上空から見た被害が確認できるんですが、百聞は一見にしかず。空から見て煙と焼け跡がはっきりと見てとれます。
テラのMODIS(中分解能撮像分光放射計)が撮影したこの画像。赤く丸で囲まれているところがまさに進行中の山火事ですね。
火事はいくつかにまとまって進行しているのが分かりますが、大きく分けると2つのグループになっています。画像の上の方にある火のまとまりの近くにはヒューズという町があります。ヒューズは山火事のせいで非常に過酷な状況を強いられています。6月中旬に最初の火事がこの地域で始まって以来ずっとこの山火事と戦っているそうなんです...
画像の下の方の火事はユーコン・ルビー地域を襲っており、特にこの地域からの煙はあまりにも強く、消火活動の大きな妨げになっているようです。
このシーズンだけでこれまで743個の山火事が記録されており、それにより501万3千53.4エーカーのアラスカの土地が燃えたことになります。
source: NASA
Kiona Smith-Strickland - GIzmodo US[原文]
(塚本 紺)