【モデルプレス】歌手の華原朋美が、辛い過去を振り返った。
19日、都内にてデビュー20周年を記念したメモリアルBOOK『華原朋美を生きる。』(8月10日発売、集英社)発売記念イベントを開催。この20年を振り返り、「何度も死にたいと思って、生きていることも辛かった。命を投げ出したくて辛かった。今振り返ると辛いことしか思い出せない」と率直な言葉で語った。
さらに、「シンデレラみたいに21歳でデビューし、自分の力はこれっぽちもなく、周りの方が育ててくれたから、それがなくなったときは人生がなくなったと思いました」といい、「昨日あったものがなくなり、たった1人になる。今考えても辛い」と辛く苦しい過去を回顧した。
◆「楽しかったと思えるものはない」
それらを思い出し涙が出る時期を通り越え冷静になれたからこそ、今回同書を出版できるようになったという華原。「ここまでに何十年かかったのか…。16~17年かかっている」と長年の苦しみを明かすも「悲しみや苦しみは消えないもの」とキッパリ。楽しい思い出を聞かれても「苦しみしかない、正直。楽しかったと思えるものはないかも」と語った。
同書は、この20年を振り返って自己を見つめ直すとともに、華原がたどり着いた心地よい心と体のバランスのとり方の秘訣を公開。また、生みの親ともいえる音楽プロデューサー・小室哲哉氏との対談も収録されている。(modelpress編集部)