放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は19日までに、小保方晴子氏らのSTAP細胞に関する論文を検証した「NHKスペシャル」について審理入りすることを決めた。小保方氏が7月10日付で人権侵害の申立書を同委員会に提出していた。

 対象の番組は「調査報告 STAP細胞 不正の深層」と題して昨年7月27日に放送された。

 同委員会によると、小保方氏はタイトルで「不正」と表現していることを問題視し「何らの客観的証拠もないままに、申立人がES細胞を盗んで実験を行っていたと断定的なイメージで番組を作られた」などと主張。