韓国から日本に旅行先変更か!? 外国人客数から考察=韓国メディア | ニコニコニュース

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 韓国メディアの韓国日報は19日、MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルスの影響で7月に訪韓した外国人は前年同月比で53.5%減少した一方、訪日外国人は51%増加したと報じた。

 記事によれば、特に訪日した外国人は中国人で2倍以上増えたとし、韓国に訪れようとしていた外国人観光客がMERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルス事態によって、観光の目的地を変更した影響が小さくないと分析されたと報じた。

 19日、韓国観光公社によれば、7月に訪韓した外国人数は「62万9737人」で前年同月では「135万4753人」と比べると53.5%も激減したうえ、MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルス事態以降、特に中国・香港・台湾など中華圏の国の訪韓が50%から80%減少した一方、米州や欧州諸国の減少率は相対的に低かったと報じた。

 一方、日本政府観光局(JNTO)によれば、2015年の1月から7月に訪日した外国人数は、前年同月比で47%増の「1105万人」だったとし、2014年の訪日外国人が1000万人を突破したのは10月であったが、2015年はすでに1000万人を突破したほか、円安に加え、ビザ発給の緩和や日本政府の積極的な観光客誘致政策のおかげでもあるとしながらも、「韓国のMERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルス事態の影響も少なくなかったと推測される」と伝えた。

 加えて記事は、7月の1ヶ月間での訪日外国人数が前年同月比で51%増の「191万人」であったとし、月間ベースでは過去最高血を記録したほか、同期間には、中国証券市場の急落事態にもかかわらず、訪日した中国人は105.1%増の「57万人」であった一方、訪韓した中国人は63.1%減の「43万人」であったと伝えた。

 また記事は、韓国人の海外旅行者数は前年比15%増の「167万5332人」で訪韓外国人の減少とは対照的であったと伝えたほか、これについて、韓国観光公社の関係者は「7月に日本を訪れた観光客が急増したことは、韓国に行こうとした中華圏の人々がMERS事態以後、目的地を日本に変更した変えた可能性が十分に見て取れる」と述べたと報じた。(編集担当:木村友乃)(イメージ写真提供:123RF)