きのう午後8時50分、日本の無人補給機「こうのとり5号機」が種子島宇宙センターから無事に打ち上げられました。「宇宙の定期便」とも呼ばれる「こうのとり」は水や食料、実験器具などなど4.5トンもの大切な荷物をたずさえて、国際宇宙ステーションに向かいます。宇宙飛行士が船外で動き回るときの安全装置、セルフレスキュー用推進装置SAFERなども荷物に含まれているとのこと。
ちょっと前にニュースになったとおり、こうのとり5号機は蒸留酒のサンプルも運んでいます。お酒の熟成していくメカニズムや、微小重力空間でウィスキーがまろやかになるか? も実験してくる予定なんだとか。宇宙レタスにつづき、宇宙ウィスキーもやってくるのかと嬉しくなってしまいますよね。
ほかにも「こうのとり5号機」の大事なお仕事は、およそ6トンのゴミや実験装置をもって大気圏に突入すること。収集したゴミと共に機体も燃えて、有終の美を飾るわけです。
「こうのとり」の捕獲は、油井亀美也宇宙飛行士がロボットアームで行なう予定。24日(月)の19時5分ごろからライブ中継されるそうなので、みんなでわくわくそわそわしながら待ちましょう。
source: JAXA
Bryan Lufkin - Gizmodo US[原文]
(Haruka Mukai)