ウクライナ南部のクリミア半島を一方的に併合し、国際社会の反発を招いているロシア。その在日大使館がツイッターで、ウクライナに納入されたトヨタ・プリウスのパトカーを揶揄して話題になっています。「友好の象徴が酷く事故っているケースが増えている一方です。苦笑」というつぶやきに、「レベルの低いツイート」「どんな真意なのか」といった反応が寄せられています。
「友好の象徴が酷く事故っている」
問題のつぶやきは、「在日ロシア連邦大使館」の公式アカウントによるもの。京都議定書に基づく「グリーン投資スキーム」によりウクライナの警察当局に納入されたとみられるプリウスのパトカーが事故で破損している写真を載せた上で、「内務省に1500台のトヨタのプリウスを贈呈したことを受け、ウクライナ大統領は『それはウクライナと日本の友好の象徴となる』と強調しました。その後、あの友好の象徴が酷く事故っているケースが増えている一方です。苦笑」とコメントしています。
時事通信によると、今年6月にウクライナを訪問した安倍首相は、このプリウス約1600台を導入した交通警察を視察。日本とウクライナの交流の象徴として「日本の省エネ技術を代表する車だ。改革とイメージ向上に寄与することを期待する」と語っていました。
「冗談ですか?」日本人ツイッター利用者も怒り
ロシア大使館のつぶやきは、ウクライナ問題を巡って対ロ制裁に踏み切った日本に対するあてつけとみられます。
この失礼にも思えるつぶやきに対して、日本のツイッター利用者も感情的に。「ゲス野郎どもに贈呈してやるプリウスは無いんだよ」「冗談ですか?」「品の無いツイートをされるとお国の品格が落ちますよ」といった反応がありました。
お騒がせツイートは常習だった
ロシア大使館のお騒がせなつぶやきは初めてではありません。昨年夏ごろにはウクライナ大使館と日本語ツイッターで激しい批判の応酬がありました。
最近はウクライナ大使館が日本語でのつぶやきをほぼやめており、自国の政治的主張を繰り返すなどなかばロシア大使館のやりたい放題?です。