米マイクロソフトは18日(現地時間)、同社製の2-in-1タブレットPC「Surface Pro 2」および「Surface Pro 3」に対して、GPU性能を向上させる最新ドライバ「HD Graphics Family driver」の提供を開始しました。
マイクロソフトによると、上記2モデルにおいてこの最新ドライバを導入することで、「Windows 10」環境下で動作する米インテル製のGPUにより高いパフォーマンスを発揮させることが可能になるほか、その動作の安定性も向上するとのこと。
このファームウェアアップデート後のドライバのビルド番号は「v10.18.15.4256」となりますが、現時点では国内の公式Webサイト上に公開されているドライバ更新履歴に、この最新ドライバに関する記述は存在していません。
また、これまでにSurface Pro 3においては、いわゆる「サーマルスロットリング」と呼ばれる “発熱によってパフォーマンスも制限がかけられてしまう現象” の発生が指摘されてきました。端末全体の熱設計などを変更しない限り現象の根絶は不可能と思われますが、今回のアップデートで多少なりとも改善されることになるかもしれません。
なお、Surfaceシリーズ最新モデルとなる「Surface Pro 4」は、インテルの最新プロセッサ「Skylake」シリーズを搭載して、10月頃にも発表される見込みです(過去記事)。
[Microsoft[1]、[2] via Neowin]