ハリウッド映画「ミッション:インポッシブル」シリーズ5作目となる『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』が、8月7日より国内でも公開されている。
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本国のアメリカのみならず世界33カ国で初登場No.1を獲得し、アメリカの評論家サイト・Rotten Tomatoesでは、トップの93%という高得点の評価を得るほどの好評を得ている本作。
今回は、世界中のファンを魅了してきた本シリーズのこれまでのあらすじとともに、その魅力を紹介していく。
以前のシリーズから繋がる物語性!
1作目『ミッション:インポッシブル』では、主演のトム・クルーズさん演じる主人公のイーサン・ハントが所属する、アンチテロリストのスパイ団体・IMFの従業員を殺害した容疑者として罠をかけられ、その計画を実行したダブルエージェントの正体を解き明かそうとする。
2作目『ミッション:インポシッブルⅡ』は、IMFの旧エージェントが企む致命的な力を持つウィルスを、最も高い賭け額で購入するものに届けるというミッションを止めようとする。
3作目『ミッション:インポッシブルⅢ』では、初めて主人公がIMFを卒業し、婚約も果たすが、銃器のブローカーが「ウサギの足」と呼ばれる謎の物体を売却しようとする計画を止めようと、チームを結成する。
4作目『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』では、IMFが再び登場する。主人公とIMFが、ロシアのモスクワにある巨大宮殿「クレムリン」の爆発の容疑をかけられ、その黒幕である団体が試みる世界的核戦争との直接対決が描かれる。
そして最新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』では、引き続き主人公がシンジケートと呼ばれる正体不明の多国籍スパイ組織を追跡する途中で、催涙ガスにより拘束されてしまう。
その後、謎の女により救い出されるものの国際手配の身となり、さらに前作の「クレムリン」の爆発容疑を受けたことから、IMFがアメリカの情報機関・CIAに飲み込まれるという予期せぬ事態の中、シンジケートとのバトルに挑む。
さらに、4作目で死亡したはずのエージェントのソロモン・レーンがシンジケートのリーダーとして登場し、前シリーズでの中枢であったIMFも解体するなど、今までのシリーズとリンクしている部分も見逃せない。
CGにこだわらないアクションシーンがすごい!
「ミッション:インポッシブル」の注目するべきポイントは、映画の予告動画やポスターでもおなじみの、トム・クルーズさんのスタントなしで挑んだアクションシーン。
空を飛ぶ軍用飛行機のドア外部に張り付き、そこから内部へ侵入しようとするシーンは、監督のクリストファー・マッカーリーさんが冗談でトムさんに持ちかけたアイデアであり、それを気に入った彼が実行に移したという意外な誕生秘話を背景としている。
標高が300メートル上昇するごとに気温が3度下がるという過酷な寒さの中、スーツ姿で挑戦したトムさんの迫力満点のシーンは、彼のプロ意識とこだわりを感じること間違いなし。
また、潜水シーンを撮影するために、トムさんはダイビングのスペシャリストの指導のもと、3分間潜水できるまでトレーニングを重ね、編集なしのロングテイクの潜水シーンにも挑んだという。
シリーズ全作、各国が舞台となる撮影現場にも注目!
本シリーズは、作品ごとにさまざまな舞台を撮影のロケーションとしている。
1作目、2作目では、カリフォルニア州・ロサンゼルスやユタ州のデッド・ホース・ポイント・ステイト・パークといったアメリカ国内を主な撮影地としてきたが、3作目からはアメリカ国内にとどまらず、イタリアのローマ、中国の上海、ドイツのベルリン、バチカン市国など、舞台を世界へと広げていった。
4作目での有名なシーンでもある、アラブ首長国連邦・ドバイの世界で最も高いビル「ブルジュ・ハリファ」でソロクライミングをする、トムさんのスタントなしのシーンは必見だ。
今回の5作目は、オーストリア・ウィーンの地下鉄、ウィーンのステートオペラハウスでのスタント・シーン、そしてモロッコ・ラバットでのアクションシーンや、カサブランカでのレースシーンなど、ヨーロッパやアフリカ北部を中心に撮影された。
本作の注目の的となっている飛行機のアクションシーンは、イギリス・ロンドンの王室空軍訓練場で撮影されたものである。
すでに6作目の制作も発表
世界各国を舞台とし、その国の人や文化を知る素晴らしい機会を与えてくれるものであるという彼の熱意のこもった本作は、今後も目を離せないシリーズとなるだろう。
さらに、すでに6作目の撮影も発表されている。6作目には、主要キャストとしてジェレミー・レナーさん、サイモン・ペッグさんやポーラ・パトンさんといったこれまでのシリーズ作品の出演者も名を連ねており、主人公のイーサン・ハント率いるチーム全員のカムバックが期待される。