先日、「教えて!gooウォッチ」で「阪急そば若菜監修の『ポテうどんパン』を食べてきた」、「アッツアツのパンにソフトクリームを挟んだ大阪名物『アイスドッグ』」という記事を配信した。
関西発、パンにポテトとうどん、またはアイスを挟むといったユニークさがウケているこちらの商品。もの珍しさという点では他を寄せ付けないが、「ポテうどんパン」は焼きそばパン同様に、まさに炭水化物×炭水化物の組合せ。この組合せ、はたして栄養面からみるとどうなのだろうか。管理栄養士の瀬尾さんにお話を伺った。
■野菜と合わせるとバランスGOOD
総菜パンの代表格といえば焼きそばパン。今ではすっかりお馴染みだが、初めて食べた人はきっと同じように衝撃を受けただろうなあ……ということはさておき、炭水化物×炭水化物の組み合わせなので、栄養的に偏りがあるそうだ。
「ポテうどんパンに入っているポテトにはビタミンCが含まれているので、焼きそばパンと比べると栄養的にはよいと思います。しかし、食物繊維やミネラル、ビタミン、たんぱく質が不足しているので、ミネストローネのような具だくさんの野菜スープなどを組み合わせるとバランスがよくなります」(瀬尾さん)
とのこと。野菜スープに合わせれば、非常に満足感のある食事となりそうだ。また、アイスドッグについても聞いてみた。
「アイスに使われる牛乳には、体に必要なカルシウムやタンパク質が含まれています。しかし、砂糖も多いので、パンとアイスの組み合わせは高カロリーになりますね。合わせるなら野菜スムージーのようなヘルシーな飲み物がよいでしょう」(瀬尾さん)
味の面から言うと、ブラックコーヒーのような苦い飲み物が合うのではないかとも話してくれた。しかし、砂糖がたっぷり入ったジュースなどと一緒に食べるとさらにカロリーが高くなるので、ダイエット中の人は注意しよう!
また、パンにポテトとうどんやアイスを組み合わせることによる相乗効果については、
「食感と味の変化があるので、掛け合わせると美味しさが増すと思います。満腹感、満足感が得られるでしょう」(瀬尾さん)
とのこと。確かに、普通のパンよりもボリューミーで食べ応えがありそうだ!
●専門家プロフィール:瀬尾 三礼(せお みれい)
(酒井理恵)
教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)