【ワシントン時事】過激派組織「イスラム国」掃討作戦を進める米軍主導の有志連合の司令部幹部は21日、イラクで11日に発見された迫撃砲弾の破片から化学兵器の一種のマスタードガスなどに使われる成分を検出したと明らかにした。記者団に語った。
幹部によると、砲弾は同組織と戦うクルド治安部隊に撃ち込まれた。クルド部隊から米軍などが破片を受け取り、検査を実施した。ただ、現場で実施できる簡便な検査で、実際にマスタードガスが砲弾に詰められていたかどうかなどは不明。米軍は本格的な検査を行う。