新潟を拠点とする国内5番目のAKB48グループ「NGT48」の1期生お披露目イベントが21日、新潟市内で行われた。キャプテンの北原里英、AKB48と兼任する柏木由紀ら初代メンバー26人が、日本一の長さを誇る信濃川から船に乗って登場するサプライズで沸かせた。
午後1時からスタートした物販には約600人が列をなし、限定記念グッズが40分で完売する過熱ぶり。小雨が降るなか、約1000人の観客と60社約100人のマスコミが集まった新潟市歴史博物館(みなとぴあ)前のステージに上がったメンバーは、新潟県鳥の朱鷺をモチーフにした白と赤の衣装を初披露するとともに、「会いたかった」を熱唱した。
自己紹介後には、歌詞に地元の名所や名産を散りばめた初のオリジナル曲「NGT48」を披露。北原と柏木を除くメンバーは、このイベントに向けて市内で10日間の合宿を行った成果を発揮し、ハツラツとパフォーマンス。熱烈なアンコールに応えて同曲を2回歌唱し、それぞれが歌を通じて新潟の魅力をアピールした。
メンバーは下は12歳、最年長は北原と柏木の24歳で平均年齢は16.7歳。26人のうち、県内出身者12人で構成されている。極度の緊張から、開演前には泣き出すメンバーもいたというが、北原と柏木が「大丈夫だよ」「楽しもうね」と優しく声をかけて乗り切った。
終演後、ツイッターを更新した北原は「NGT48、初お披露目!! たくさんの方に集まっていただきました! メンバーの笑顔や涙を見てると、こっちまで涙が」と感情移入し、「これからこのメンバーで頑張っていきます!よろしくお願いします」と意気込み。
柏木は自身のブログで「キャプテンのきたりえを筆頭に、新潟県の皆さんに早く覚えてもらえるよう! そして日本全国にNGT48をもっともっと広めていけるよう! 頑張ってまいりたいと思います」と気持ちを新たにしていた。
なお、この日都内では、同じ秋元康氏がプロデュースを手がける乃木坂46関連の新グループ「欅坂46(けやきざかフォーティシックス)」の1期生22人もお披露目された。
■NGT48 1期生メンバー