釣りが趣味のみなさん、すごいのが出てきましたよ!
魚を釣るのに必要なものはそう多くありません。ライン、ルアー、そして忍耐力があれば十分でしょう。「ラインもルアーもあるけど、忍耐力だけはどこを探しても見つからない」という方は、こんなガジェットを使ってみるのもいいかもしれません。その名も「Fish Call」、魚が餌を食べる音に似た音を発して魚を引き寄せる電子ルアーです。
現在Kickstarterで資金募集中の「Fish Call」は、JackとJeff Danos親子によってデザインされました。このデバイスは、魚がムシャムシャとご馳走を食べている音を作り出し、近くにいる魚たちを引き寄せます。この電子ルアーを水中にポイと投げれば魚が自然と寄ってくるので、近くに糸を垂らしていればそれに食いつく確率も上がるというわけ。
現在特許申請中の技術「TactiBite」で魚が集まり餌を食べる音と振動を録音し、それを本体から水中へと伝える仕組みです。Kickstarterのプロジェクトページによれば、風のある日も、潮の流れがなくても、魚の種類にも関係なく、カレイ、バス、ナマズ、ブルーギル、カマストガリザメなどなんでも寄ってくるそう。3Dプリントされたプロトタイプは海岸か淡水湖でテストがなされています。Danos親子によれば、重さは450グラム以下でミニフットボールほどの大きさだとのこと。また、製品は3Dプリントではなく、有名製造会社を雇って押出し鋳込射出成形で最終製品を作るそう。電池の持ちは9Vバッテリーで6~8時間。
まだ資金調達期限まで35日を残してすでに目標金額1万ドル(約125万円)の3倍以上の3万3000ドル(約400万円)以上が集まっています。魚の住む地域によって魚が食事をする際のテーブルマナーが違うとかいう場合には使えないかもしれませんし、これを使って釣れ過ぎたら乱獲にならないように気をつけないといけないでしょうが、これで時間や忍耐力のない人も釣りを楽しめるようになるといいですね。
あ、あとイルカウォッチングとかにも応用できないのかな。できたらすごいなぁ。
source: Kickstarter via Gizmag
Bryan Lufkin - Gizmodo US[原文]
(abcxyz)