暑い夏を寒いギャグと怪しげなかき氷でコイケヤがジャック! 『コイケヤかき氷 のり塩』~練馬区・としまえん~ | ニコニコニュース

ガジェット通信

スナック菓子メーカーの株式会社湖池屋が8月23日(日)に、東京都練馬区の「としまえん」で、報道関係者向けに8月23日限定の「コイケヤかき氷のり塩」ほか、湖池屋商品をモチーフにした全3種類のかき氷の試食会を実施したので取材した。

株式会社湖池屋は、2012年に「コイケヤポテトチップス」が発売50周年を迎えたことを機に、毎年8月23日を「コイケヤポテトチップスの日」とし、今年は暑い夏に開催するイベントにふさわしく、毎年ユニークな広告で話題をさらう「としまえん」のプールとのコラボレーションを果たし、湖池屋を代表するキャラクターたちがプール各所に登場した。

ちなみに「としまえん」は東京都豊島区にはない。ややこしい話だが、豊島区に豊島という地名は存在しない。

としまえんは練馬区、豊島という住所は北区にある。

しかし、夏だからかき氷はいいのだが、のり塩味はいくらなんでも、それはないでしょう。

と、口には出さないが、集まった報道関係者の顔にはそう書いてある。

あいさつに立った湖池屋の小池孝会長は、「暑い夏だからこそ寒いジョークをたくさん出してみました。今日はかき氷を用意しましたのでゆっくりしていってください」ときた。

これがうわさの「寒い」ジョーク。というよりも、おやじギャグより始末が悪い。しかも関西弁だし。

さて、そんな報道関係者の失笑をよそに、巨大氷のオブジェの除幕式が行われた。

出てきたのは、ポテトチップスの袋がそのまま詰まった氷柱。これもなかなか「寒い」。

しかも「のり塩」だけというのも、どうかと思うが統一感があって良いということにしておく。

フォトセッションに応じた小池会長。なかなか気さくなお偉いさんで、こういう人物でないと、こうは寒くはならないと妙に感心してしまうほどフレンドリーであった。

最初に出てきたのが、美味しそうなイチゴのシロップがかかった、さらにカラムーチョがかかった怪しげなかき氷。

報道関係者にもご丁寧に試食カップが出されたのでいただくことにする。

イチゴはどこへ行った? カラムーチョの味しかしない。

これは記者団満場一致で失敗作認定。

お次は、レモンシロップがかかった何とも涼しげな、しかしポテトチップスのり塩味が乗った怪しげなかき氷。

すでに氷を食べているのかポテトチップスを食べているのかわからない状態。

これも却下ながら、少数ではあるが癖になりそうという意見もあった。

もういいでしょう。この辺にしておかないと何を書かれるかわかりませんよ。

最後はメロンシロップがかかった、さらにトルティヤ・アボカドクリームチーズが乗ったかき氷。

この際何でもいいから食べますよと、半分ヤケクソでパクリ。

ん? これはいけるのではないのか? あ、これは美味しいかもしれない。

3つも出せば一つくらいはヒットするでしょう。

これは記者イチオシ。というか、推せるのはこれしかない。

レシピは、メロン味のかき氷にコイケヤトルティアチップスアボカドクリームチーズをトッピング。それだけである。

他紙女性記者の話によると「冷たい氷ばかりで飽きてきたときに本当の舌休めにトルティアチップスがいいですね」とのこと。

本日のMCはホリプロ・アナウンス室の真鍋杏奈さん。

画作りのために大失敗作のカラムーチョ味を持ってもらったのだが、食べなくてよかったと思う。

暑さのために氷も解けだし、ポテトチップスの袋が外に出始めた。

小池会長も試食に参加。

MCの真鍋さんからマイクを通して、「どうですか?」と問われれば、「美味しい」と答える他にない。

しかし、記者団には、「これはひどいなぁ~」と、取り合わせの失敗を経営者自ら認めた形にり、責任問題には発展…せずに、一同爆笑の試食会となった。

株主総会ではやめておいた方がよさそうだ。

報道関係者向けのイベントが終了すると、周りを取り囲んだ来場客が氷柱に集まってくる。

スマホでの撮影を買って出たお返しに、記者の撮影にも応じてくれた。

テントでは、様々なゲームイベントが開催され、成功すればビーチ関連の商品が、失敗してもコイケヤのスナック菓子がもらえるとあって、長蛇の列ができた。

輪投げコーナーも人気だ。

残暑厳しいこの日、来場者は「寒い」コイケヤにジャックされた、としまえんで楽しい夏のひと時を過ごしたようだった。

なお、くれぐれもプールにはポテトチップスは持ち込まないようにしたい。

としまえんの寒いギャグ広告はそこら中にあるので、プールお出かけついでに見つけていくのも楽しい。

としまえんへの交通は、西武池袋線で池袋から直通電車で15分程度、都営地下鉄大江戸線で各駅から光が丘行き乗車で豊島園駅下車。

※写真はすべて記者撮影

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(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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