2015年はファミリーコンピューターで「スーパーマリオブラザーズ」が発売されてちょうど30年になる。そのころ夢中になってプレイしていた子どもたちも今やアラフォー世代。大人がTVゲームをプレイしている光景も珍しくはなくなった。だが、一方でTVゲームに対して根強い批判があることも事実。
「教えて!goo」でも「ゲームは脳に悪影響を与える物だと思いますか?」という質問があった。質問者のakbkiraiさんの知人はゲーム嫌い。
■TVゲームの悪影響は?
この質問には、肯定/否定と両方から回答が寄せられた。
「ゲームの影響を受けやすい脳の人だと、よくないかも」(mondaysaikensaさん)
「1日じゅうゲームをやっていたらどうなるんでしょうね? どういう思考が育まれるのかさっぱり見当もつきません」(localtombiさん)
一方で、むしろ脳を活性化させるという意見も寄せられた。
「何をおっしゃる? 脳の活性化に最適なのがゲームですよ」(kakibesutoさん)
「ゲームをしていると、ボケないし、うつ病などにもならない。『不屈の心』が養われる。(失敗しても次へ進み、後で敗因の検証)、利己主義に陥らない。(相手が居ますから)頭が良くなる。(相手の先などを読む必要がありますし)」(noronoro-さん)
「自分50のオッサンでもゲームバリバリやってますよ。(中略)…仕事は社内で誰にも負けません」(nonamuさん)
確かに、脳に悪影響があるかと言われれば、議論の余地がありそうだ。だが、本当にTVゲームには悪影響がないのだろうか。まず、多く回答を寄せられたのは「目が悪くなる」という意見。
「視力にも影響大だと思いますよ」(smi2270さん)
「目には悪いでしょうねえ」(hunaskinさん)
もちろん、ゲームだけが視力に悪影響を与えるわけではないが、TVゲームはプレイ時間が多い分、視力に悪影響を与える可能性は高いだろう。そして、やはりTVゲームのプレイ時間の多さを問題視する方が多かった。
「勉強もせずにゲームばかりやっていたらそりゃバカになりますよ」(nonamuさん)
「悪影響が人格形成期に現れるとすれば、時間を奪ってしまうことかと思います。本来勉強して欲しいと親は思っていて、それ以外は社会生活を営んで欲しい。家族や友人、学校生活や部外活動を通じて人間関係や社会の秩序も自然と学べます」(KoalaGoldさん)
「ひとつ言えることは、他に比べて時間を食う趣味だというあたりでしょうか。その辺は親御さんが時間を上手く使えるように我慢を覚えさせて躾けてあげるべきかとは思います」
大人になれば「ゲームは1日1時間」と叱ってくれる人もいなくなるものだ。ゲームに限らず、くれぐれもやりすぎには注意するのが賢明ではないだろうか。
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