ケイト・ブランシェットは「ハリウッド女優」と呼ばれるのが大嫌いなのだそうで、それは女優をバカにする言葉にしか聞こえないという。
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T誌のインタビューで、「ハリウッド女優であるということは、ある意味、公的立場にあるということですね」と記者に言われたケイトは、「私は『ハリウッド女優』という言葉が好きじゃない。それは誰かが私たちを侮辱したい時に使う言葉です」と答えたという。
彼女は「ハリウッド女優」の代わりに何と呼ばれたいのかは明らかにしていないが、セレブ的なライフスタイルも嫌いだそうで、女優はソーシャル・メディアなどで語られている自分のイメージを気にするべきではないという。「若い新進の女優たちには、ソーシャル・メディアをやらないようにと忠告したい。それは自意識過剰な文化を創り出すから」と話している。
ケイトは夫のアンドリュー・アプトンと共にシドニー・シアター・カンパニーの共同芸術監督を務めており、その仕事を通じて自分について人がどう考えているかということが気にならなくなったという。
「私が学んだのは、私について他人が考えていることに責任を感じる必要はないんだということ。成熟するプロセスを経たということだと思う。ある意味では、劇団の責任者になるということこそが公的立場にあるというだから」と語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】