より安全にみんなが楽しめる環境作りの提案。
アマチュアのドローンパイロットが急速に増えたことによって規制の悪夢が始まっているのはアメリカも同じです。アメリカでは空港の近くでドローンを飛ばしていたり、火災現場で飛ばして消防ヘリとあわや衝突といった騒ぎが絶えません。
アメリカの研究者たちはこの問題にナンバープレートをつけることで解決を図ろうとしています。LightCenseと呼ばれるそれは車のナンバープレートとはちょっと違っていて、ドローンの下に取り付けると独特のパターンで光るライトのようなもの。その光のパターンをスマートフォンのアプリ上でデコードするとドローンがいったい誰のものであるかを確認できる代物です。
光るだけではありません。GPS機能により飛行中の位置情報を計測するほか、万が一事故を起こした時にブラックボックスの役割も果たせます。また、強風にあおられてドローンが行方不明になった時には、ラジオの電波を使って位置情報を送ることも可能だそう。
開発したカリフォルニア州立大学のAislan Foinaさんによると、製品化の予定はまだないとのことですが、できるだけ早く市場に出てきてほしいと私は思います。ドローンをみんなが楽しめるようにするためにも。
いま、NASAとVerizonはすべてのドローンをネットワークに接続してコントロールを自動化すべきとも提案しています。ドローンの位置情報を常にNASAに監視されるなんて、飛ばす楽しみも半減してしまいそうですよね。そうなる前に、LightCenseのようなナンバープレートをつけて管理をしっかりする必要があるかもしれません。
source: Mashable via LightCense
(前田真希子)