「Wake up!」で目覚めるCortanaを披露したインテルの第6世代Coreプロセッサー

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「Cortana, wake up.(コルタナ、起きて)」

それだけ言えば、起きます。第6世代のインテルCoreプロセッサーを搭載したWindows 10にこの言葉を投げかけると、居眠りから起きてくれるらしいです。なんでもインテルの新Skylakeプロセッサーは低電力のデジタルシグナルプロセッサー(DPU)がチップに採用されていて、常にコマンドを待機している状態にできるのだとか。

厳密には、この機能はすでに昨年出たインテルCore Mプロセッサーにもありましたが、Windows 10とCortanaでも使えるようになったのは今回が初。

8月18日にサンフランシスコで行われたばかりのインテル・デベロッパー・フォーラムのステージでこの機能がお披露目されたのを、米Gizmode記者たちが見てきました。2013年からGoogle Nowの音声アシスタントが待機してくれるのが当たり前だけど? っていうMoto Xユーザーからしてみたら特に革新的でもない機能だと思います。でももしお古のWindowsコンピューターでも同じことができるとなったら惹かれませんか? (ネットワークに繋がったスマートデバイスが家にあっても、プライバシーの問題は大して気にならないという人はなおさら。)

あーもう、これとさらにWindows Helloと3Dカメラがあればコンピューターの起動もアンロックだって指を動かさずにできるのに…。

この機能に特別なオーディオハードウェアを取り付ける必要があるかどうかまではまだインテルから発表されてませんが、無いと信じたい。ビームフォーミング技術採用のデュアルマイクが無いと使えませんとかやめてほしい。本当にやめてほしい。Cortanaは確かにハイエンドオーディオがお好みの高貴な女性ですが、でもまあ、ごく普通のWindows 10搭載のコンピューターに付いてる在庫品のマイクでも変なトラブルはあまり起こってないみたいですし、大丈夫なんじゃないでしょうか?


Sean Hollister - Gizmodo US[原文
(SHIORI)