世界中から拍手が寄せられました。
8月24日19時29分、8月19日に種子島宇宙センターから打ち上げられて国際宇宙ステーション(ISS)に向かっていた補給機「こうのとり」が、ISSから油井亀美也さんが操作するロボットアームによってキャプチャされました。場所はちょうどブラジルの上空です。宇宙飛行士たちの生命を支える水再生装置をふくむ4.5トンの補給物資が無事、届きました。
キャプチャまでの様子を見ていきましょう。
19時22分、太陽が昇ってきました。この明るさがあるので、より正確な作業ができます。
19時23分、ロボットアームを動かすGOサインが出ました。「こうのとり」との距離は、約9メートルです。
19時27分、ロボットアームのモーションが始まります。右端からゆっくりとアームを伸ばしていきます。距離は2メートル。
ロボットアームに備え付けられたカメラからの映像です。ぐんぐん近づいていきます。
あと少し!
19時29分、無事キャプチャが成功しました!
今回、ヒューストンにあるNASAの管制センターで通信役のリーダーを務めた若田光一さんは、「皆さんの勤勉さのおかげで、大切な物資を届けることができました。ガッツと夢と勤勉さがある限り、宇宙開発のプログラムは続きます。心から感謝いたします」とコメントをしました。
今回は日本人チームが活躍しましたが、世界中のスタッフのバックアップがあっての快挙ですよね。本当にすばらしい!
source JAXA
(高橋ミレイ)